
柴犬について

日本古来の犬種である 柴犬 は、国 天然記念物 に指定された 小型犬 です。
山岳地帯で小動物や鳥の 猟犬 として活躍していた日本古来の 土着犬 です。
日本の山陰地方に生息しており、2500年以上前の骨が、
発掘現場で発見されております。
骨格がしっかりしていて筋肉が発達し、小型犬ながら キリッ と
引き締まった体をしています。
クルっと巻いた尻尾や凛々しく立った耳、体毛は比較的に短く、
外側に硬い直毛内側に柔らかな毛が生えたいわゆる「 ダッフルコート 」と
呼ばれる 二層の構造 になっています。
寿命:平均 12才~15才 と言われています。
性格:愛嬌 があり、恐れ知らず、頑固 で 神経質 なところがあり、
警戒心が強い が飼い主には 忠実 でよくなつき、番犬 にも適してます。
又、多少距離を置いて接することもあり、すごく ツンデレ です。
最近は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでも
人気が高く、増加しつつあります。
英語名には、ブラッシュウッド・ドッグ (Brushwood Dog)、
ジャパニーズ・ターフ・ドッグ (Japanese Turf Dog) と呼ばれています。
柴犬の毛色は、主に 赤毛 が多いです。
又、黒・白・赤胡麻・黒胡麻 がいますが、胡麻 は黒、白よりも 希少 です。
白柴 の 特徴
白柴の特徴は、ふわふわな被毛・真っ白 又、
クリーム色の被毛・黒々した目が 特徴 です。
被毛には、いろいろな種類がたくさんあります。
中には耳だけが茶色という白柴もいるそうです。
又、被毛が白いので突然変異の「 アルビノ種 」では
ないかと心配する人もいますが、白柴は突然変異ではなく
「 交配の結果 」ですのでご安心してください。
白柴の誕生は毛色の遺伝子の関係で白が生まれることがあります。
(例として、赤と赤、黒と黒の組み合わせで生まれる確率は 10%以下 です。)
※ 色の違い・性格・健康状態・寿命には差はないとされています。
近年になって血統書に「 白柴 」と登録されるようになりましたが、
展覧会やドッグショーにおいては「 ミスカラー 」として判断されてしまいます。



黒柴 の 特徴
黒柴の特徴は、四ツ目・光沢のない鉄錆色をした被毛等です。
「 四ツ目 」とは目の上にある 麻呂 の様な 白い模様 のことです。
黒い目を攻撃から守る為の カモフラージュ の模様だという説があります。
墨色 や 鉄錆色と言われる光沢のない燻したような被毛が、
頭から尻尾まで生えているものが 特徴 です。
又、裏白も特徴の一つです。
裏白 とはあごの下、尻尾の下、腹、胸の毛が白いことを言います。
胸の裏白の模様には、たくさんの種類 の 素敵な模様 があります。
(例えば、月の輪熊・白蝶紋・クリオネ・天使の羽・鳥等の模様が
たくさんあるようで、これもまた 黒柴 の 特徴 です。

胡麻 の 特徴
胡麻とは、赤毛・黒毛・白毛が
程よく混ざった被毛のことを胡麻 といいます。
背中だけ 黒毛 と 赤毛 が混じっているという子はたくさんいるのですが、
体全体を含めて混ざっていないと胡麻 とは認めてもらえません。
また、仔犬の時に黒毛が生えていても成長とともに
黒毛は減っていくことが多いため、成犬になると 胡麻 では
なくなったということもよくあります。
胡麻の中でも 赤毛 が多いものを「 赤胡麻 」といい、
黒毛 が多いものを「 黒胡麻 」といいます。
胡麻柴は最も 珍しく希少 の為、人気が高いです。
柴犬は飼いやすい?
しつけのポイントは?
飼い主に対して従順で情け深い柴犬。きちんと主従関係を結ぶことができれば飼いやすい犬種です。
「主従関係を結ぶ」と聞くと難しそうに感じますが、しつけをしっかり行い、よい関係を築くことが
飼いやすい犬に育てるポイントです。
特に大切なことは、社会化期のしつけ です。
社会化期とは、生後1~3ヶ月頃の時期です。この時期は。社会に適応する為に多くの事を学び吸収していく大切な時期です。
生活の中でいろいろな音に慣らすことはもちろん、散歩等に出かけて様々な人や犬に出会い、触れ合って
たくさんの社会経験を積ませましょう。
犬は様々な刺激を受けることで、人と共に生きていく為に必要な社会ルールを覚えていくのです。
柴犬は特に警戒心が強いので生活圏に慣らしてストレスを緩和させることが大切です。
積極的に経験を積ませましょう。
※ しつけについて、わからないこと等があればいつでもお問い合わせください。
毎日の散歩が大切
古くから野山を駆け巡ってきた柴犬は運動量が豊富です。
日常的に運動させないとストレスを溜めて、無駄吠え、噛み癖、イタズラ等の問題行動がひどくなることもあります。
毎日1時間以上の散歩を心掛け、運動不足又は、ストレスを溜めないため気をつけましょう。
また、散歩をすることにより信頼関係も築けます。
丈夫で病気には強い
一般的に柴犬は、他の犬よりも丈夫で清潔好きであり、病気についてはそれほど心配する必要はほぼありません。
ただ、柴犬にはアレルギー体質の子が多く、アトピー性皮膚炎を発症する子が最も多いです。これは柴犬に遺伝的な要因があると
言われておりますが、本当の原因はよくわかりません。
また、食べているドックフードが合わない場合など、アレルゲンを除去したものに替えるなどの対応が必要になります。
※ アレルギーかも!と思ったら病院へ行くことを オススメ いたします。
飼うならオス?メス?
柴犬に限らず、オスとメスとではかなり性格や体格・力や顔立ちも違ってきます。
一般的にオスはやんちゃで力が強いです。メスはおとなしいが警戒心が強い傾向があります。
・ オス
比較的フレンドリーな子が多いです。また、体格がメスに比べて大きく、活発で遊ぶ時間や散歩の時間もメスに比べ、
多めにとってあげる必要があります。
引っ張る力が強く、女性の方は散歩の時が大変です。
・ メス
神経質で警戒心が強く、どちらかというと番犬向きの子が多いです。
その分、しっかりと「しつけ」をしないと無駄吠えをするので、ご近所の迷惑になることもあります。
少しの物音、来客が来たとき、何かの気配を感じるとすぐに吠え始めます。
また、優しい性格の子が多い反面、オスに比べると頑固さが目立ちます。穏やかな性格ですが一端スイッチが入ると
落ち着くまで言うことを聞かなく、頑固な一面もあります。
また、メス特有の月経(ヒート)が年に2回来ます。個体差にもよりますが、1回のヒートが長くて約1ヶ月ぐらい続きます。
汚れ、においなどの処理が大変です。また、機嫌が悪くなる犬も中にはいます。
予期せぬ妊娠、病気など予防するために去勢手術をする事をお勧めいたします。
オスとメスの違いを簡単に説明させていただきましたが、どちらも大変です。
飼うのが初めての方は、メスの方が比較的飼いやすいと思います。
ただし、性格については十人十色なのですが、飼い主に似ることが多いです。